ラナのプロフィール

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偶然の出会い
偶然の出会い

 それは、2001年晩秋の出来事。

 この頃になるとマンションの契約も完了し、12月中旬に引っ越す手配も終えていた。 あとは、父人が年末に向けて立て込んでいる仕事関連の行事を無事に消化すれば、引越しである。

 だからといって、引越し後即コーギー!…というわけにはいかない。我が家は夫婦共働きのため、留守番させることが前提である。しかも仔犬の頃から育てあげる(二人の希望)つもりなので、寒い頃より暖かくなってからの方がいいと思っていたし、おまけに母人が今年の春以降に長期休暇を取得できるため、コーギーを迎え入れるならばその頃かな…と考えていた。

 …で、この頃は下調べと称して、いろんなペットショップに足を運んだり、インターネットで福岡県内のブリーダーさんを探しまくっていたのである。当然、本屋に行けばコーギーが載っているペット本を必ずチェックし、めぼしいものは即購入…である。すべては、来年の春に仔犬を迎え入れる準備なのだ。

 そんな時に、近くの本屋でいつものようにコーギーの本を物色していると、一冊まるごとコーギーの本を母人が発見。しばらく、食い入る様に読んだ後、面白そうだったので購入決定。他に用事はなかったので、二人社宅までトコトコと歩いて帰っていたのだ。

 ちょうど社宅の前に着いた時、突然、後ろから来た車が横に止まり、運転していた女の人が降りてきて、母人に話しかけてきたのである。最初は何事か?と思い、すごい疑心暗鬼状態だったのだが、話を聞くと以下の通りである。

     
  1. 母人が本屋でコーギーの本を食い入るように読んでいる姿を見かけた。様子から判断するに、母人がコーギー好きに違いないと思った。
  2. この女の人の家には、12月に出産予定のコーギー(♀)がいて、家も結構近くである。
  3. 車で帰っていたら、たまたま前方にさっきコーギー本を読んでいた母人を発見。
  4. もし、コーギーの仔犬を探しているのだったら…と思い、つい声を掛けた。
 …ということである。何たる偶然と言うか…、これには我々もびっくり&感動である。その場で、お互いの連絡先を交換し、仔犬が産まれたら連絡を頂けるという約束をしたのであった。一応、我々は来年の春以降じゃないと、仔犬を飼い始められないという意向は伝えたのだが、見に来るだけでもいいから…という言葉に、夫婦共々ワクワクドキドキ、楽しみに待つこととした。

 これが、今後お世話になるブリーダーさんとの出会いなのである。こんな事って、あるのだね。