手術の前日の夜は絶食。当日の午前中に病院に連れて行きました。これから耐えなければならない痛みを知らずに無邪気に看護婦さんに甘えるラナを見ていると、さすがに涙が出そうになりました。「くれぐれもよろしくお願いします」と言い残し、私は会社へ。ラナの手術は午後一番に行われたそうです。すぐにでも迎えに行きたかったのですが、その日は入院ということだったので、翌日の朝一番に病院に迎えに行きました。
どんな様子で出てくるのか、ドキドキしましたが、看護婦さんに連れられてやって来たラナは至って元気!看護婦さんに術後の注意や抜糸の日取りなどを聞いている間も、相変わらず甘えまくり。待ち合い室で待ってらっしゃる他のオーナーさんたちにも愛想を振りまきまくり。やれやれ…ではありますが、一先ずホッとしながら病院をあとにしました。
それでも、家に連れ帰った後は、痛々しそうにハウスに籠っている時間もありました。しかし、2日目からは順調に…というよりも驚くべき早さで回復しました。10センチ弱の開腹手術の傷跡も、1週間後の抜糸のときにはほぼ全快。食欲は2日目から普通に戻っていました。あれから6か月経った今、ラナの体には手術の跡形もありません。
ラナの場合、今のところ心配されたデメリットも発症していませんし、精神的なダメージも残っていないようです。体重はただいま10キロ。パッと見は「痩せている」と言われるくらいです。それでも将来、何らかの弊害が出ないとも限りません。そのときには、ラナと一緒に乗り越えたいと思います。私たちを信じて痛みに耐えてくれたラナのためにも☆